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8月, 2019の投稿を表示しています

ポニーテールとシュシュ

夏はアイドルによく似合う。輝かしい太陽、燃えるような緑。専用のステージでなくたって、ライブで鍛えたパフォーマンスと笑顔でイベントを盛り上げる。会場をあとにする頃、日は傾き、風には秋の気配。少し寂しいけれど、来年の夏、またここに来よう。

制服レジスタンス

  「どうして学校へ行かないの?」。哀れむようなまなざしでみんなが聞く。なぜ逆じゃないんだろう。知識ならネットで学べる時代。バイトや趣味で仲間も見つけられる。アイドルのメンバーの絆はどんな友達より深いらしい。教えてほしい。どうして学校へ行くの?

チャイムの途中で

青春とは臆病さを退ける勇気だと、誰かが言った。安きにつく気持ちを振り捨てる勇気こそが青春なのだと。思い切って人生を変えようとする彼女たちの生き方は、青春の名にふさわしい。大切なことを思い出させてくれて、ありがとう。

RESET

以前のはるたんはダンスは抜群でも、どこか不安げ。それが最近とても堂々としている。グループ内で自分の役割を果たす自信からだろうか。パフォーマンスにも磨きがかかり、苦手だったMCは驚くほどうまくなった。自分をもっとほめていいよ。さらなる高みを目指してほしい。

クリスマスがいっぱい

クリスチャンでもないのに…そう思っていたけれど、今は違う。美しいイルミネーションに飾り付け、にぎやかなショッピング街。歩くだけでわくわくするし、幸せそうな人々を祝福すれば、ただで幸せな気分になれる。今年も平和な聖夜を迎えられますように。

草原の奇跡

観客として魅せられ、あこがれた舞台に立てるチャンスはとても小さい。この日、5期研究生たちがAKB劇場でその夢をかなえた。先輩たちの力量にはまだ及ばないかもしれないけれど、そのひたむきなステージはきっと多くの人の心を打ったはず。おめでとう。

BINGO!

5期生オーディションでこの曲を歌ったとき、出だしの「1! 2! 3! 4!」でいきなり音を外し、審査員が爆笑。他の子はすぐ終わるのに、なぜかサビに突入するまで歌わされ、「あれ?」と思ったとか。きっと歌のうまさとは別の魅力があったからだね。加入前のみやびーむ伝説。

呼び捨てファンタジー

ショールーム企画の目標達成で打ち上がる花火を楽しみにしていたのに、よそ見したわずかなすきに見逃したはるたん。機嫌よく口ずさむ歌とは違って、「はるたん、花火!」とファンから名前を呼ばれても、全然気づかない。笑いの神が降臨したファンタジー。

太宰治を読んだか?

人間にもよいところがある。花の美しさを見つけたのは人間だし、花を愛するのも人間だから——。いいこと言うね。もし彼がアイドルファンだったら、きっとこう言うだろう。オタクにもよいところがある。アイドルの美しさを見つけ、愛するのはオタクなのだから。

気になる転校生

その子は東京の学校からやって来た。アイドルが大好きで、新しい学校でも入ったのはアイドル部。最初興味なかったけれど、なんだか気になりだした。ちょっと退屈しのぎ、応援してみようかな。練習きついの? 少し元気ないね。その笑顔、もっと自信もっていいよ。

絶滅黒髪少女

はるたん先生の踊ってみたシリーズ、今回はNMB48の懐かしい曲。夏の砂浜のような白い背景に黒い髪と衣装が映え、歌のイメージにぴったり。ちらりと見せる笑顔がとても良い。彼女が自分で考えたダンスを公式チャンネルで披露できる日が来るとは、あらためて感無量。

転がる石になれ

悔しさに涙がこぼれる日。その涙を大切にしよう。今より前に進みたいという思いが人を輝かせるから。人より遅れたっていい。星の軌道や速度がどれも違うように、人の歩みは同じじゃない。自分に負けず手を伸ばし続けよう。明日の君は今日よりきっと美しく輝く。

夢の鐘

偉い人はいつも、国どうしの争いをあおる。彼らから見れば、外国のファンと平和に交流するアイドルファンは、現実の見えないのん気な連中だろう。けれども本当はどっちだろう。人は好きなことを通じ、国境を越えて親しくなれる。その現実を知らないのは、どっちだろう。

星空のミステイク

村上春樹の小説がモテる男の世界なら、秋元康の歌はモテない男の世界。ほのかに恋する幼なじみと友人のデートを取りもつお人好し。見送った後そわそわと時計を気にする様子を、はるたんは丁寧に表現。ここまで熱心に演じられたら作家冥利に尽きるだろう。

ジグソーパズル48

何かを表現し、人を感動させる。決して簡単じゃない。ましてプロとして何年も続けるのは並大抵じゃない。彼女たちは自分の娘くらいの年でしかなく、絶対偉ぶったりしないけれど、そのステージを見るたびに思わされる。自分は大切な夢と情熱を忘れていないか?

明日のためにキスを

歌詞を目で見て、勘違いに気づくことがある。この歌でずっと「オッケイ」と思っていた個所、確かめたらなんと「時計」。ラブラブな2人の影が正午の針のようにくっつく描写だった。そういえば曲中、メンバーが仲良くする場面があって微笑ましい。

暗闇

故郷は好きだ。でも故郷にいたままではかなえられない夢もある。家族は好きだ。でも家族と別れなくては歩めない道もある。空と海が交わらないように、故郷は私じゃないし、家族は私じゃない。人は暗闇で光を求めるように、私だけの人生を選ぶ。そこに生きる喜びと、悲しみがある。

シアター・パイレーツ

海賊は漫画や映画で人気だけれど、現実には力で欲しいものを手に入れるならず者。でも正真正銘、正義の海賊がここにいる。その名はシアター・パイレーツ。人の物を奪わず、笑顔を届ける。人を傷つけず、心を癒す。さあ今夜は争いごとを忘れ、共に歌おう。

僕の打ち上げ花火

夏の夜に打ち上がる花火は美しい。そして悲しい。青春の輝きのように、そのきらめきが一瞬のはかなさだから。青春ガールズ公演や海の中道ツアーで聴いた5年前を思い出す。新たに加わったメンバーたちが、この美しく切ない曲をまた歌ってくれるのがうれしい。

ウッホウッホホ

おいで、淋しい人よ。凹んでるのは君だけじゃない。落ち込んでたってしょうがない。シアターはそんなときのためにある。扉を開ければ、舞台にあふれる笑顔。今夜はハメを外そう。一緒に歌って盛り上がろう。雄叫び上げて、拳を上げて、暗い空気を吹き飛ばそう。

洗濯物たち

面白くないこと、つらいこと。生きていればいろいろある。心の洗濯物をため込まず、シアターへ出かけよう。そこは楽しいランドリー。歌声に身を任せ、お気に入りのメンバーにコールを叫べば、胸のもやもやが晴れていく。まっさらに洗い上がった白いシーツのように。

RESET

同じ劇場公演は二度とない。同じ演目、同じメンバーでも毎回違う魅力がある。そのために必要なのは惰性ではなく、緊張感。なれ合いではなく、チームワーク。見えない努力の積み重ねで昨日までの自分をリセットし、今日のステージに立つ。さあ一度きりのショーを楽しもう。

片思いの卒業式

人のために学校はある。学校のために人がいるんじゃない。学校がつらければ別の場所を探せばいい。そこで友だちをつくればいい。そして本当にやりたいことが見つかったら、そこからまた旅立てばいい。卒業おめでとうの声に送られ、大人の顔になって。

ハッピーエンド

未来はわからないから不安。でもだからおもしろい。たとえハッピーエンドでも、結末の決まった人生はつまらない。必ずこうなるとわかっていたら、恋愛のどきどきも、ライブ開幕のわくわくも、すべて消えた世界。さあ今日も胸踊らせ、未知のドラマに踏み出そう。

万華鏡

学校に通い、会社や役所に勤めるのが無難な人生。でも私にはそれでは生きる意味がない。ほしいのは自分を思いきり表現する自由。それを喜んでくれる人からの愛。与えられた生き方には色がない。たとえ万華鏡の花のようにはかない色でも、その美しさを信じて生きたい。

カモミール

恋に落ち、共に暮らし始める幸せ。でも人はその感動をやがて忘れてしまう。思いやりのない言葉に傷つき、出て行った君。初めて気づく、平凡な日常のかけがえのなさ。君と出会うまで知らなかった、朝のハーブティーの香りのように…。深い詩情、美しいMV。

最高かよ

HKT48の真髄はこの歌が教えてくれる。それはファンとの一体感。ライブで生まれたMIXをメンバーが舞台から、ファンが客席から叫び、共につくる最高潮の瞬間。笑顔と拍手で公演を終えれば、あの支配人の嬉しそうな声が聞こえるはずだ。「みんな、最高かよ」

Faint

分別をもて、利口に生きろ。そんなことはわかっている。それでも人間には、そうできないときがある。永遠の愛より、一瞬の陶酔を。未来の幸福より、現在の情熱を。愚かかもしれない。もしそうだとしても、今を悔いのないように生きたい。自分の人生は一度きりなのだから。

Buddy

人の大切さは別れるときに気づくもの。一緒にいるのが当たり前なうちは、感謝の気持ちもつい忘れがち。でも一人の個人である以上、いつかは別の道を歩む。それは意志による選択かもしれないし、老いや病によるやむない別離かもしれない。だから言おう、ありがとうと。

微笑みポップコーン

急にすねて黙り込む。遊園地が雨で休みになったくらいで不機嫌になる。はたから見れば何だか面倒くさい。でも彼はそんな彼女の機嫌を直そうと、好物のポップコーンを台所で一生懸命つくる。すねた表情の彼女は心できっと思っている。私は世界一幸せだと。

波が伝えるもの

歩き始めたときは一人。やがて一緒に歩く人が増えてくる。仲間になり、笑い合い、励まし合いながら、いつしか遠い道のり。彼女は笑顔で別れを告げ、舟に乗る。新しい目的地に向かうために。「幸せでした」という言葉を聞ける人たちは、なんて幸せなのだろう。